巨人新外国人パーラは超マジメ よぎる12年ボウカーの泥沼
原監督もそんな助っ人に目を細める。初日に「非常にコンタクト率が高い」とシュアな打撃を絶賛。練習姿勢についても「貪欲でリスペクトがある」と感心している。前出のコーチが続ける。
「打球が右中間と左中間によく飛ぶ。大きい当たりはあまりないが、投手の球の勢いを利用して打ち返すタイプだから実戦向き。芯に当たれば、狭い東京ドームならフェンスを越えます。外野守備は、肩の強さはさすがメジャーという感じです」
左投げ左打ちの外野手といえば、同じようにマジメ過ぎると言われた助っ人が、かつていた。
12年に当時28歳で巨人に入団したジョン・ボウカーである。
「メジャーでは133安打。パーラの実績とは比べものにならないが、同じ左投げ左打ちの外野手だし、シルエットが少し似ています。日本人以上にマジメなのはもっと似ている。ボウカーもキャンプの休日を返上して練習したり、早く日本の野球に慣れようと、熱心にメモを取ったりしていた。結局、打率1割台(・196)、3本塁打。マジメ過ぎるがゆえに、スランプに陥ると泥沼にはまるタイプでした」(チーム関係者)