巨人岡本が侍J三塁取り 坂本コンバート頓挫でチャンス到来
11日、巨人のキャンプを視察した侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)。原監督から、打撃ケージ裏の、通称「原タワー」に招かれると、「ウチの若大将」と紹介された岡本和真(23)、チームリーダーの坂本勇人(31)と談笑し、「五輪も頼むぞ」とゲキを飛ばした。
侍ジャパンの正遊撃手候補筆頭は坂本だが、西武の源田ら実力者が控えるポジションでもある。それに対し三塁は人材難にあえぐ。ソフトバンクのベテラン松田、西武のユーティリティープレーヤー外崎ら、決め手に欠くのが現状だ。
だからだろう。昨年11月のプレミア12の際は稲葉監督の意向で、遊撃の坂本が三塁の練習を行った。稲葉監督はこう言った。
「なんせプレミアで練習はしたけど、一度も試合で試せていない。いきなり(五輪)本番でやれるかどうか。多分、今年は(巨人では)ショート。サードはやらないみたいなので、どうするか。しっかり考えていく」
坂本も、「『やってくれ』と言われれば練習はするけど、あまり余裕はない」と話し、日本代表での三塁起用案は早くも頓挫。そうなると、一気に代表入りが見えてくるのが岡本である。侍ジャパン関係者がこう言う。