レッズの“核弾頭”秋山 本拠地に救われ一発量産の可能性も
「どう頑張っても自分には打てない」――。
レッズ・秋山翔吾(31)が、メジャーの強打者のパワーに脱帽した。
キャンプ初日のフリー打撃では昨季27本塁打のカステヤノス外野手(27=前カブス)と同組。特大の柵越えを連発する4番候補に「打球の質、飛び方が違う」と驚きを口にした。
日本のシーズン最多安打記録(216本)を持つ秋山は出塁率の高さと機動力を評価され「1番・中堅」で起用される見込み。長打よりも四球も含めて確実な出塁が求められる。レッズにはカステヤノスの他、昨季49本塁打のスアレス、同35本塁打のムスタカス(前ブルワーズ)ら強打者が揃っているだけに、秋山は「自分を見失わずに済んだ。(自分の役割を)再認識できた」と、自らに言い聞かせるように話した。
メジャーでは出塁を重視してリードオフマンに徹する覚悟で臨むというのだが、本人の意思とは裏腹に一発を量産する可能性はある。
レッズの本拠地「グレート・アメリカン・ボールパーク」は左翼100メートル、右翼99メートルと狭い上に、外野フェンスは2・4~3・7メートルと低い。本塁打が出やすいことで知られ、昨季は1試合平均1・13本で30球団中8位だった。