レッズ秋山も要注意…日本人選手がハマる“アリゾナの罠”
西武からFAでレッズに移籍した秋山翔吾(31)が、アリゾナ州グッドイヤーでキャンプイン。
チームカラーである赤の練習着でグラウンドに姿を見せた秋山。外野の守備練習では軽快な動きで打球を処理。フリーバッティングでは鋭い当たりが左中間フェンスを直撃するなど、左方向への広角な打撃を披露した。
秋山は1月に3年総額約22億8000万円の大型契約を結んだとはいえ、キャンプ、オープン戦では当面、若手とのレギュラー争いを強いられる。西武時代に慣れ親しんだ「1番・中堅」の定位置を確保するため、渡米後の自主トレでは他の野手が早々と引き揚げるのを尻目に連日、居残りで調整を続けてきた。
秋山はキャンプインを前に「(首脳陣に)使いたいと思わせるためにどれだけできるか」と、定位置取りに意欲を見せているが、万全の状態で開幕を迎えるには、調整のペース配分も鍵を握る。
イチロー(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)、エンゼルス・大谷ら、これまでアリゾナでキャンプを送ってきた多くの日本人選手が口を揃えるのが、同地の気候の良さ。2月、3月の平均気温は25度前後と練習するには最適な環境だ。多少の疲れがあっても体が動くため、練習量も次第に増えて、知らず知らずのうちにオーバーワークになりやすいのだという。