三浦カズもうすぐ53歳に 横浜FC首脳陣も悩むJ1での起用法
2月26日に53歳になる横浜FCのFW三浦知良(52)は今季、13年ぶりのJ1でプレーする。年齢的にいつ引退の危機に直面してもおかしくないだけに、万全のコンディションで開幕を迎えたいところだが、宮崎キャンプ終盤で左臀部を痛め、出遅れてしまった。
「23日の開幕戦はイニエスタ率いる神戸とのアウェー戦。注目カードに先発したいという思いが強かった分、三浦本人はかなり不機嫌になっているみたいです。個別インタビューなど多く舞い込んだが、すべて<故障中なので応じられません>とケンもホロロに断っている」(サッカー関係者)ようだ。
「首脳陣も頭を痛めている」と前出の関係者が続ける。
「オーバー50にしては鍛え上げられたフィジカルを誇るが、さすがに寄る年波には勝てない。J3の下の下の関東リーグでも通用するかどうか、のレベルです。でも横浜FCのオーナーがカズの大ファンなので引退させられないし、監督も使わざるを得ない。10年前の2010年シーズンのことです。横浜FCの対戦相手の監督が、先発リストにカズの名前を見つけた瞬間に相好を崩しながら『今日の横浜FCは1人少ない10人も同然。運動量が激減したカズがピッチにいるうちに先手を取ろう』と言った。あれから10年。カズは“お荷物選手”になる一方。昨季シーズン途中から横浜FCで指揮を執り、J1に昇格させた48歳の下平監督も、動けないカズを使わざるを得ないことで頭を悩ますだろうが、下平監督は『リードされた状況で残り15分など終盤限定でカズさんには頑張ってもらう』と割り切った起用法を考えている」