J1浦和レオナルド“カテ別3年連続得点王”の偉業達成なるか
浦和に新加入したブラジル人助っ人のレオナルド(22)が、偉業にチャレンジしようとしている。
2018年シーズンはJ3鳥取で24ゴール。2019年はJ2新潟で28ゴール。J1浦和に引き抜かれた今季、最多ゴールを決めれば<3部から2部、そして1部と別カテゴリーで3年連続得点王>という前人未到の記録達成となるのである。
浦和デビューとなった16日のルヴァン杯の仙台戦で2ゴール。ストライカーとしてのポテンシャルの高さを遺憾なく発揮した。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう解説する。
「右MF関根が右サイドからボールを持ち込んだとき、ペナルティーエリア内にはFW杉本を含めて浦和選手が2人、仙台選手が6人と“渋滞”していた状況を見て取ったレオナルドは“あえてゴールの近く”に行こうとせず、PAの外で待ち構えることで仙台選手からのマークを逃れた。そしてフリーの状態で両手を足元に向けて広げ、関根にボールをよこすように要求し、相手GKの立ち位置を把握しながらゴール左下に流し込んだ。2ゴール目は、左SB山中が左サイドをえぐった際に<相手ゴールのニアサイドにグラウンダーのボールが出てくるに違いない>と予測し、ニアに走り込んで右足インサイドできっちり押し込んだ。レオナルドは、点取り屋として<いるべきときにいるべき場所にいる>ことのできるFWです。ゴールの枠内に蹴り込む技術の高さもあり、今季J1得点王の可能性は十二分にあると言っていいでしょう」