ジョーンズより目を引いた オリ新助っ人ロドリゲスの迫力
オリックスの西村徳文監督(60)の表情が昨年とは見違えていた。「得点力は上がるだろう、と期待はできますよね」と声音も明るい。
昨季は最下位。先発ローテーションの軸となる西(現阪神)、金子(現日本ハム)が他球団に流出した穴を埋められず、チーム打率もリーグのワーストに低迷した。
今年は頼もしい新戦力がいる。メジャー通算282本塁打の大物、アダム・ジョーンズ(34)は軸がブレない「さすが」というスイングをしていた。
それ以上に目を引いたのが、同じく新助っ人のアデルリン・ロドリゲス(28)。こちらはマイナー通算174本塁打だが、スイングの迫力はジョーンズより上だ。といって、振り回すだけのタイプではない。バットの出がよく、柔軟さも感じさせる。20日に右脇腹を痛めてしまったのは心配だが、スイングを見る限り、確実性を備えた長距離砲という印象だ。
この新外国人2人と、昨季の打率・322、29本塁打の主砲吉田正尚(26)がクリーンアップを組めば、得点力の大幅増が見込めそうだ。