初登板炎上も球に文句…山口俊の取り組み方に周囲が疑問符
24日のメジャー初登板(対ブレーブス)でいきなり炎上したブルージェイズの山口俊(32)。周囲が気をもんでいるのは3分の2回で3安打3失点、2四死球の結果より、本人の取り組み方、考え方だという。
試合後の山口が「メジャー公認球に適応しているところ」と発言、「日本のボールより大きくて、縫い目が低い」と続けた。
山口が勝負するのはメジャー。ボールやマウンドの硬さは違って当然だし、違和感があるならさっさと適応してしかるべき。なのに、開幕が1カ月後に迫ったこの時期、打たれた原因を環境の差異に求めるのは、スタートラインに立つ以前の問題だろうと周囲の関係者をアキれさせているのだ。
例えば井川慶は20億円超でヤンキースに入団するも、5年間でわずか2勝(4敗)。マイナー暮らしがほとんどで、いまだ「ヤンキース史上最悪の契約」と米メディアに揶揄されている最大の原因は、環境の違いに適応できなかったことだといわれる。メジャーのマウンドは硬く、踏み出した右足が日本のように沈まない。だからチェンジアップが抜けないと、ボヤき続けたそうだ。