今年は新型コロナ…ベストシーズン奪われたゴルフ場の悲鳴
■休業中もコース管理に経費
休業コースの支配人がこう漏らす。
「県や市などから休業の要請が出ているパブリックコースは一定の補償金が出るが、それで経費のすべてをカバーできるわけではない。3月中旬ごろから猛暑を迎える前の6月までは、シーズン前半の一番の稼ぎ時ですから休業は本当に痛い。それにコースは生き物なので、休業中もほったらかしにはできません。グリーンの整備は欠かせないし、電話対応のため事務所にも人を置かなければならない。休業中でもコース管理に経費がかかるわけです。とりあえず5月7日の開場に向けて毎日整備はしていますが、今の状況では開場はかなり遅れるかもしれません。昨年の大型台風で大きな被害を受けましたが、今年はコロナ。昨年以上に営業利益は激減です」
青々としたフェアウエーで気持ちよくボールを打って、昼間は生ビールを一杯。プレーが終われば大浴場で汗を流し……こんな当たり前の休日は戻ってくるのだろうか。
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