米スポーツ練習再開も…田中&八村所属チームは“蚊帳の外”
レギュラーシーズン中断、開幕が延期された2つの米プロスポーツが一歩前進である。
米プロバスケットボールNBAのアダム・シルバー・コミッショナーは25日(日本時間26日)、政府から外出禁止令が解除された都市に本拠地を置くチームに限って、練習再開を認めた。米南部ジョージア州など、経済活動の一部が再開される州や地域のチーム施設で個人練習が許可される。5月1日にも同州アトランタをフランチャイズとするホークスが本拠地ステートファーム・アリーナで練習を再開するとみられる。
複数の米メディアによれば、MLBもNBA同様、チーム練習を控えるなど、条件付きながら本拠地での調整を容認することで検討に入った。米国内での感染者が減少すれば、今後は練習再開の動きは全米に広がりそうだ。
しかし、ニューヨークと首都ワシントンDCの2都市に本拠を構えるチームは蚊帳の外に置かれかねない。感染爆発のニューヨークは当然として、深刻な状況ではないワシントンにしても、多くの政府主要機関が集う。首都機能がマヒするのを避けるため、当面「ステイホーム」が継続されるのは必至だ。
ニューヨークは田中将大(31)のヤンキース、ワシントンでは八村塁(22)のウィザーズがそれぞれ本拠を構える。日本人所属の2チームは全体練習どころか個人練習の再開すら見通しが立ちそうにない。