マジョルカ降格で去就注目 久保建英の来季ベストチームは

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「期待を背負った日本人が奇跡を起こせず、同点にも導けなかった」

 スペイン1部マジョルカの助っ人選手としてプレーしながら、2部降格を阻止できなかった日本代表MF久保建英(19)について、スペインの一部メディアがこう論評した。

 所属先レアル・マドリードから期限付きで移籍した久保は、降格圏内のブービー19位のマジョルカを救うために第37節グラナダ戦(日本時間17日開催)でもフル回転したが、結局1―2でタイムアップ。残り1節を残して降格が確定した。これにより、攻撃スキルの高さで別格の存在感を示した久保の来季の去就に大きな関心が寄せられ、来季はどこでプレーするのか? どこでプレーするのがベストなのか? に注目が集まっている。

 欧州サッカー事情に詳しい元ワールドサッカーグラフィック編集長・中山淳氏がこう解説する。

「久保には移籍先候補として多くのクラブ名が取り沙汰されているが、たとえば来季の欧州CL出場が濃厚なラツィオ、欧州EL出場争いを演じているミランといったイタリア勢の場合、イタリアサッカーの全体の傾向として<まずは強固に守り倒す>がある。久保の特性には合致しないので移籍先としておすすめできません。欧州4大リーグと比べると<都落ち感>は否めないが、久保に興味を持っていると報じられた今季オランダの王者アヤックスは、伝統的に若手を重用する傾向があり、19歳の久保は国内リーグ、来季の欧州CLとレギュラーでプレーできる公算大。間違いなくレベルアップにつながる」

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