久保は見せ場なく評価0点…来季移籍先を六川亨氏がズバリ
日本代表MF久保建英(19)が所属するマジョルカは13日、スペイン1部の強豪セビージャと対戦して0―2と完敗。12試合連続スタメンの久保は、見せ場ゼロに終わって地元メディアから酷評され、国内メジャー媒体の「マルカ」では、採点欄に0点(3点満点)を付けられてしまった。
この日の敗戦で順位は降格圏内の18位から19位に下落。新型コロナ禍で再開後は久保の孤軍奮闘ぶりが目立ち、低迷するチームにあって「クボを欲しがるチームは欧州にゴマンとある」「所属元のレアル・マドリードが移籍違約金を300億円に設定した」などと景気の良い話が氾濫していたが、セビージャ戦で地元メディアが手のひらを返した格好である。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「期限付き移籍中の久保の去就に関してスペイン国内ではマジョルカを残留させて来季もプレーする、中堅ソシエダに移籍する、所属元レアル・マドリードに戻る――などの選択肢が取り沙汰されているが、対戦したばかりのセビージャはどうか? 4位につけて欧州CLを狙っているだけあって選手個々のフィジカルもテクニックも素晴らしく、豊富な運動量とアグレッシブなプレー、攻守の連動性、両サイドの縦への推進力などマジョルカとは圧倒的なレベル差があった。もしセビージャに久保が加わって主戦場の右MFでプレーした場合、彼の鋭いドリブル突破、攻撃のアクセントとなるタメ、中に切れ込んでの左足シュートなど持ち味が今まで以上に発揮でき、自身のスキルアップにも大きなプラス効果をもたらすでしょう」
妙案ではないか――。