久保建英の争奪戦にオサスナ参戦 “秘策”は同僚FWと両獲得
所属先のレアル・マドリードから、レンタル移籍先のマジョルカでスペイン1部のシーズンを過ごした19歳の日本代表MF久保建英。35試合に出場して4ゴール・4アシストのパフォーマンスが高く評価され、来季の移籍先が欧州全域で大きな話題となっている。
たとえばイタリアのミラン、フランスのパリSG、オランダのアヤックスなどCL常連の強豪から引き合いがあったともっぱら。スペイン国内からはセルタ、レアル・ソシエダ、セビリア、元日本代表FW岡崎を擁するウエスカなど10チームが獲得に名乗りを上げた。
そんな中、現地3日付の地元メディアが、今季10位と大健闘のオサスナが「レアル・マドリードに正式なオファーを出した。レアルは10日以降に回答する見通し」と報じた。「実はオサスナには秘策あり」と欧州サッカー事情に詳しい放送関係者がこう続ける。
「マジョルカで右サイドMFが主戦場だった久保は、2トップの一角を占めたコロンビア代表の21歳FWクチョ・エルナンデスとの素晴らしい連係を何度も見せた。同世代でプレーの感性も似ており、再開後のリーグでは久保とクチョがアイコンタクトだけで多彩な攻撃を披露。2人のコンビはスペイン1部でも出色と評判だった。オサスナは久保獲得のために『相性の良いFWクチョも同時に獲得。2人を攻撃陣の軸に据える』という意志を明確にし、久保獲得レースで勝ち名乗りを上げようとしているのです」