久保建英の新天地ベストポジションはトップ下より右サイド

公開日: 更新日:

 スペイン1部ビジャレアルに移籍した日本代表MF久保建英(19)に力強い味方が加わった。

 スペインの強豪バレンシアで主軸を張っていたMFパレホ(31)、MFコクラン(29)のビジャレアル入りが12日、正式に発表されたのである。

 元スペイン代表のパレホはバレンシアで9シーズンを過ごし、背番号10を背負って主将を務めていた。元アーセナルのコクランは、豊富な運動量からボール奪取力が持ち味の守備的MF。この2人はバレンシア時代、ピッチ中央で一緒にプレーすることも多く、新天地で同時に起用される場合は、ボランチとしてコンビを組むことになる。

 久保の主戦場については、ビジャレアルでトップ下を任されていたMFカソルラが今オフ、退団したこともあって「本人も希望するトップ下を任される可能性大」という報道が目につくが、これに「マジョルカ時代と同じように右サイドMFとして攻撃的にプレーするのがベストチョイス」とは元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏だ。

「トップ下は<左右前後から相手選手の厳しいプレッシャー>にさらされるポジションです。しかも敵味方の選手が入り乱れているので、スペース的にも武器であるドリブル突破がしづらく、これでは久保の魅力は半減してしまう。やはり右サイドでボールを受け、相手ゴールに向かって能動的にドリブルで仕掛けていったり、中にカットインして利き足の左足でシュートを放ったり、そういったプレーで存在感を発揮するのがベストだと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…