久保建英の新天地ベストポジションはトップ下より右サイド
スペイン1部ビジャレアルに移籍した日本代表MF久保建英(19)に力強い味方が加わった。
スペインの強豪バレンシアで主軸を張っていたMFパレホ(31)、MFコクラン(29)のビジャレアル入りが12日、正式に発表されたのである。
元スペイン代表のパレホはバレンシアで9シーズンを過ごし、背番号10を背負って主将を務めていた。元アーセナルのコクランは、豊富な運動量からボール奪取力が持ち味の守備的MF。この2人はバレンシア時代、ピッチ中央で一緒にプレーすることも多く、新天地で同時に起用される場合は、ボランチとしてコンビを組むことになる。
久保の主戦場については、ビジャレアルでトップ下を任されていたMFカソルラが今オフ、退団したこともあって「本人も希望するトップ下を任される可能性大」という報道が目につくが、これに「マジョルカ時代と同じように右サイドMFとして攻撃的にプレーするのがベストチョイス」とは元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏だ。
「トップ下は<左右前後から相手選手の厳しいプレッシャー>にさらされるポジションです。しかも敵味方の選手が入り乱れているので、スペース的にも武器であるドリブル突破がしづらく、これでは久保の魅力は半減してしまう。やはり右サイドでボールを受け、相手ゴールに向かって能動的にドリブルで仕掛けていったり、中にカットインして利き足の左足でシュートを放ったり、そういったプレーで存在感を発揮するのがベストだと思います」