J監督初の陽性も鳥栖 コロナトラブル“九州由来”続発の苦悩

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 新型コロナにJリーグが翻弄されている。

 11日の午前中にNPB(日本野球機構)との「新型コロナ対策連絡会議」の合同リモート会見が行われ、昼下がりに各メディアが「J1鳥栖の金明輝監督から新型コロナの陽性反応が確認された」と一斉に報じた。

 クラブの公式サイトによると――。8日昼に体調不良。同日午後6時30分開始の鹿島戦で指揮を執り、翌9日に倦怠感を覚えて夜には38度の発熱があった。

 10日に佐賀県内の病院でPCR検査を受け、同日午後3時に陽性と判定された。

 11日午後3時から行われた「Jリーグ臨時実行委員会」のリモート会見の質疑応答で興味深いやりとりがあった。金監督が体調不良で鹿島戦に臨んだことについての質問にJ幹部は「詳細は分からない」「好ましくない状況」「事実関係を確認したい」とあやふやな返答しかできなかったのだ。

 J1監督の陽性反応が分かって24時間後の会見で「詳細は……」「事実関係を……」とあいまいな返答しかできないのはいかがなものか。

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