久保建英の新天地ビジャレアルは「目標達成」にうってつけ
日本代表MF久保建英(19)のビジャレアル(スペイン)移籍が基本合意に達した、と複数の地元紙が報じている。所属元であるレアル・マドリードからマジョルカにレンタルされた今季は戦力に恵まれない中で4ゴール4アシストと活躍。新たな移籍先が注目されていた。
今季5位で来季の欧州ELに参戦するビジャレアルのホームタウンは、地中海に面したスペイン東部の人口5万人ほどの小都市。チームは1923年に設立され、2005―06年シーズンの欧州CLベスト4に食い込んだ。ここ7年は18―19年シーズンの14位を除き、4~6位をキープしており、「久保にとって<中位グループの上位チーム>への順調なステップアップと言えます」と元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう続ける。
「来季から采配をふるエメリ監督の基本フォーメーションは4―2―3―1。久保は、マジョルカと同じポジションである2列目の<3>の右MFのポジションをレギュラーの21歳ナイジェリア代表MFチュクウェゼと争うことになるでしょう。今オフには35歳の主力MFカソルラが退団し、彼がプレーしていた左MFのポジションも空席となった。レギュラー獲得の可能性は十分にあります」