阪神中日もフロントに問題…オリ低迷は対岸の火事にあらず

公開日: 更新日:

 これはオリックスと同様、長年、優勝から遠ざかる阪神中日にも当てはまるのではないか。

「阪神は2005年、中日は11年を最後に一度も優勝していない。阪神は18年オフ、その年に契約を3年間延長したばかりの金本監督を解任。3年契約の2年目の矢野監督も、今季の成績次第ではクビが危ういともっぱらだが、新助っ人が失敗し続けているにもかかわらず、フロントにメスが入るわけではない。監督にだけ、成績不振の責任を押し付ける傾向がある。中日にしても、13年から昨季まで7年連続Bクラスと低迷。オリックスと同様、編成責任者が代わるたびに監督が代わり、チーム方針も変わる。中日はまだしも、オリックスや阪神は資金力もあるのに、優勝できないのは、過去6年間で5度の日本一を達成しているソフトバンクのように編成、育成方針に一貫性がなく、チームづくりが遅々として進まないからです」(球界OB)

 この3球団は監督のクビをすげ替えるより先に、フロントを一新するべきだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド