ロッテ“内川争奪”参戦の皮算用 来季ソフトB打倒の必勝策
■打倒工藤
さらにロッテOBは、「打倒ソフトバンクへの一体感を強めたいのではないか」と、こう続ける。
「内川は今季、一度も工藤監督に一軍に上げてもらえず、引退の機会を逸する形になった。ソフトバンクへの恩返しとともに、来季は工藤監督を見返したい気持ちが強いはず。もともとロッテの首脳陣は、ホークス出身者が多い。井口監督と鳥越ヘッドコーチ、清水バッテリーコーチ、的場戦略兼バッテリー補佐しかり。みな、井口監督の就任とともにロッテへ移籍した。例えば鳥越ヘッドは、17年まで工藤監督の下でコーチを務めていましたが、イエスマンで固める工藤監督と、考え方が合わなかったともいわれている。『打倒工藤ホークス』の思いを共有することで、チームの士気は高まり、勢いも増す。ソフトバンクに比べて資金力や戦力に劣るロッテが勝つためにも、内川獲得は効果的といえます」
ロッテとソフトバンクによる闘争は今後、ますます激化しそうな気配だ。