巨人菅野をドジャース本格調査 先発ゴロゴロでも白羽の矢
今回の日本シリーズはメジャー球団も注目している。
オフにポスティングによるメジャー挑戦が確実視される巨人の菅野智之(31)が21日の初戦に先発するからだ。
メジャーのFA市場の先発は不作を通り越して凶作。サイ・ヤング賞右腕のバウアー(29)がひとり抜けた存在で、あとは五十歩百歩らしい。そのため計算の立つ先発候補として、菅野が注目されているのだ。
「メジャー球団のフロント幹部は、日本の情報提供者やスカウトから菅野に関する情報を聞き出している」(ア・リーグのスカウト)
中でも熱心なのが32年ぶりにワールドシリーズを制したドジャースらしい。
「ドジャースはカーショーを筆頭にメイ、ウリアス、ビューラー、ゴンソリンと先発が豊富なうえ、マイナーにも若手有望株がひしめいています。けれども、ここは故障者が出ることも見越して毎年、余裕をもったローテーションを組む。先発はいくらいても構わないし、特にカーショーに次ぐエースクラスを欲しがっているといいます。ドジャースの編成部門を仕切っているフリードマン編成本部長は、選手の取捨選択を独自のデータ分析によって行う。菅野に関する何らかの数字が、フリードマンの琴線に触れたと聞きました」(前出のスカウト)