石川に千賀…好投手が続々出てくるソフトBの若手育成術
チームのエースに成長した千賀は2010年の育成ドラフト4位で今季年俸は3億円。13年同1位の石川も年俸は約5000万円までアップした。
「野手なら甲斐(10年6位)や周東(17年2位)も育成出身です。周東は私と同時期に入団した選手で、足が速く、守備もうまかったが、打撃がまったくダメでした。打撃がよくなれば戦力になることはわかっていた。課題と練習法を明確にし、育成プランに沿って徹底的に鍛えた。短期間で戦力に育てるのは指導者の仕事です。育成出身でも一軍で活躍し、稼いでいる選手が多いことは若手の大きなモチベーションになっている。これらの条件が揃っていることがソフトバンクの強みです」
ちなみに久保氏は、ソフトバンクで指導したことにより、選手は入る球団によって天と地ほどの違いが生じることを改めて実感したという。そういえば巨人にも三軍はあるはずだが……。