石川に千賀…好投手が続々出てくるソフトBの若手育成術
何が違うのか。
ソフトバンクが日本シリーズ第2戦までに送り出した先発2人(千賀、石川)は育成出身。育成ではないが、第2戦に投げた5人の救援陣も皆レベルが高く、セに移籍すればローテ入りできそうな連中ばかりだ。
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3年間ソフトバンクを指導し、今季限りで退団した久保康生二軍投手コーチが投手陣の育成についてこう語る。
「例えば育成で入ってきた投手は、『この部分を伸ばせば一軍登板ができる』という者を数多く獲得している。スカウト陣のレベルも総じて高い。さらに球団には三軍があり、彼らを鍛える施設と試合環境が整っている。福岡市内から電車で1時間ほどの筑後には、メインとサブの球場に大きな室内練習場、寮、クラブハウスがある。三軍の選手は四国アイランドリーグを主戦場としており、毎年1カ月くらい韓国プロ野球の二軍と戦い、九州の大学や社会人とも試合をする。筋力アップは高西(文利)アドバイザーが熱心に指導してくれます。これだけの環境が整っていれば、上達しないのは選手の責任ですよ(笑い)」