虎ドラ1佐藤輝に高まる機運 助っ人来日問題で“20本塁打”も
2021年の黄金ルーキーが6日、プロ野球人生の一歩を踏み出した。
阪神1位の佐藤輝明(近大)は大学時代から愛用するマットレスを抱えて入寮。9日から新人合同自主トレを行う。矢野監督の方針もあり、佐藤は本職の三塁ではなく、外野での起用が濃厚。テレビ番組では開幕戦での「6番・右翼」構想を披露するなど、1年目からの活躍が期待されている。
とはいえ、これを実現するには、キャンプ、オープン戦での結果が必要になるだろう。阪神の今季の外野は例年以上に競争が激化。中堅は近本、左翼は新助っ人のロハス・ジュニアの起用が濃厚だが、大量8人の助っ人を抱えている上に、昨季は主に左翼で起用されたサンズの一塁コンバートが守備の問題で不発に終われば、両翼で助っ人を起用する可能性もある。
が、ここにきて助っ人たちに逆風が吹き始めた。日本国内でコロナ禍が猛威を振るい、政府は外国人の新規入国を1月末まで停止。国の今後のコロナ対応次第では、キャンプはおろか、開幕に間に合わない可能性もゼロではない。阪神OBが言う。