武闘集団ヘタフェで久保とアレニャの強力タッグ成立するか
スペイン1部ヘタフェでの移籍デビュー戦で活躍した日本代表MF久保建英(19)だが、3つのラッキーが重なったことを忘れてはいけない。
①対戦相手のエルチェはリーグ降格圏内18位に低迷中
②後半7分にエルチェMF1人が退場
③ヘタフェ選手の執拗なプレスにエルチェ選手は疲労困憊
後半19分にピッチに送り出された久保は、持ち味のテクニックとスピードを発揮しやすい状況だったというワケなのである。
久保が8日にビジャレアルから移籍したヘタフェは「スペインにしては珍しく、ハードワーク&ハイプレス系の選手が大半を占め、テクニカルな久保は異質の存在といっていい」(元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏)。DFはもちろん、FWやMFも執拗にボールを追い掛け回し、足元に警告覚悟のアタックを繰り返す。ボールを奪うとシンプルに前線に放り込み、競り合いの中からシュートを狙っていく。そんな武闘派集団であるヘタフェにあって、久保の役割は<ドリブル突破を仕掛けてシュートを狙う><攻撃にアクセントをつけながら味方に絶妙なラストパスを送る>。ひとりでは荷の重いミッションだが、久保が移籍する2日前に強力な援軍が加わった。