コロナ禍で鮮明になった日本人「海外ツアー」挑戦の意義
2021年になって米男子ツアーはすでに3試合が消化され、米女子ツアーも先週の「ダイヤモンドリゾート・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」からスタートしました。米国で資格を持って戦う選手は男子が松山英樹と小平智。そして女子の畑岡奈紗、河本結、上原彩子、山口すず夏の合わせて6人です。サッカーは多くの日本人選手が欧州各国リーグに移籍して活躍しているのと対照的で、寂しい感じもします。
そして欧州ツアーも開幕し、一人で頑張っているプロがいます。先週の初戦「アブダビHSBCゴルフ選手権」57位の川村昌弘です。国内開催の2013年「パナソニックオープン」優勝を足掛かりにアジアンツアーに進出。18年は欧州ツアーQスクールに合格し、翌19年にポイントランク56位となり初シードを獲得。20年は欧州ツアーもコロナによる中断が相次ぎましたが、それでも23試合に出場しました。国内開催が5試合の日本ツアープロと比べたら恵まれた環境です。さらに、今年もすでにアジアンツアーとの共催大会「SMBCシンガポールオープン」の中止が発表されただけに、なおさらです。