著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

コロナ禍で鮮明になった日本人「海外ツアー」挑戦の意義

公開日: 更新日:

■日本人プロはまだまだ少ない

 いま世界中でコロナ感染が広まって国外への移動が制限され、海外ツアーに挑戦したくても、出場資格を得る機会もないもどかしさがあります。

 こうなるとチャンスを生かして世界に羽ばたいたプロは貴重な経験を積んでいるといえます。

 川村は欧州各国を移動しており、言葉や環境に慣れ、日本企業の現地駐在員たちの応援もあり、彼の財産になります。私もアジアアマでシンガポールやマレーシアに行った時は日本大使館で歓迎パーティーを開いてもらい、お世話になった商社マンとは今でも交流があります。チャンスがあれば、プロなら積極的に海外にチャレンジすべき、という意義がコロナ禍によってより鮮明になったといえます。

 私がプロになったころは、関東、関西など全国各地で月例競技が毎月行われ、そこで上位に入らなければ試合に出られませんでした。プロテストに合格し、月例競技で好成績を残してやっと試合に出られたのです。そして試合で賞金を稼ぎ、シード権を手にするのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…