アルゼンチン戦でヘッド2連発! 板倉滉が突き進む道とは
板倉 滉(DF/フローニンゲン・24歳)
「『2点取れることあるんだ』と思いました」
3月29日に北九州で行われたU-24(24歳以下)アルゼンチン代表との第2戦。久保建英(ヘタフェ)のCKを連続ヘッドで決め、3-0の圧勝に貢献した板倉は満面の笑みを浮かべた。
5学年下の後輩・久保に「滉君がこれから2点取ることはないんでしっかり噛み締めてほしい」とキツイ冗談を言われても、キャプテンマークを巻く男は気にしない。
大らかさとタフさを持つ彼は「東京五輪金メダル」へと突き進んでいく。
今回のU-24代表にはJリーグ川崎の下部組織出身が数多くいる。
97年生まれの同期・三好康児(アントワープMF)と15年にトップ昇格を果たしたが、中村憲剛や分厚い選手層に阻まれて3年間は出番を得られず、18年に仙台へ。
そこで自信をつけ、19年1月に英プレミアの強豪マンチェスター・シティに完全移籍を果たした。だが、いきなり労働ビザを取得できるはずもなく、オランダのフローニンゲンへレンタル移籍。