モンゴル戦3得点のFW大迫勇也 W杯で16強超えは実現するか
得点に絡んだ局面以外でも、巧みな足技を駆使して複数のDF相手と渡り合い、最前線でボールをキープして味方が攻め上がる時間を作り、効果的な仕事を連発。「大迫はアジアトップ3に入るFW」という吉田麻也(サンプドリアDF)の発言をピッチで証明して見せた。
「若い選手が出てきているし、これを続けることでカタールで勝てるチームになると思いますし、各々が所属チームで存在感を出さないといけない。特に僕はそうですね」
苦笑いしながら男は同格の韓国、力の落ちるモンゴルに勝ったことで満足するはずがない。今季終盤のブレーメンで猛アピールを見せ、夏にはより出場機会のある新天地へ赴くことが求められる。
東京五輪オーバーエージ枠での選出も大いにありえる。12年ロンドン五輪落選の屈辱もあり、望まれれば行く気満々なはず。そこでメダルを手にすれば勲章が増え、自信は増していく。
30代になっても衰えを知らないハンパない点取屋の存在は、森保一監督にとっても僥倖だ。
日本に不可欠な絶対的FWには、カタールまで貪欲に走り続けてもらうしかない。