モンゴル戦3得点のFW大迫勇也 W杯で16強超えは実現するか
「11月のメキシコ戦(グラーツ)は前半しか見られなかったですけど、いい流れでチャンスがありながら負けてしまった。彼らはW杯の1次リーグで対戦する確率が高い相手。そのひとつ、ふたつ(レベルが)上のチームもあるから、勝つためにはチャンスを決め切るしかない。圧倒的な個々の力が必要ですね」と14年ブラジル大会惨敗と18年ロシア大会16強の「天国と地獄」を知る男は改めて語気を強めた。
2年前の時点で「ロシアの代表の方が強いというのは断言できます。3年後にあのレベル以上にならないとダメ」と口にした大迫にしてみれば、メキシコにアッサリ負けるような状況は許されない。
日本を背負う人間として、このままではW杯8強超えは不可能という危機感を伝えたかったのだろう。ブレーメンで好結果を出せていない以上、結果を残して思いを示す場は代表しかない。
今回の2連戦では、その闘志と向上心が色濃く出ていた。日韓戦は自らのゴールこそなかったが、山根視来(川崎MF)と鎌田大地(フランクフルトMF)のゴールをアシストし、モンゴル戦では自ら3ゴールを叩き出した。