FW鈴木優磨が注目の的 大迫越えで五輪代表大抜擢はあるか
ベルギー1部シントトロイデン所属のFW鈴木優磨(25)の今シーズン終了後の動向が注目されている。今季17点をマーク。「ゴール前でポストプレーをこなしながら果敢にシュートを放ち、サイドからチャンスメークもできる。万能タイプのストライカーです。ベルギーで20ゴールに近い数字を挙げているストライカーが、欧州5大リーグの関係者から注目を集めるのは当然です」とは元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏である。
1996年4月26日生まれ。25歳になったばかりだ。鹿島のジュニアユースからユースに昇格して2015年にトップチームとプロ契約を交わした。
身長182センチ、体重75キロ。フィジカルに恵まれた決定力の高い点取り屋として18年アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇の立役者となった。同大会でMVPを獲得したことで海外志向を強め、19年7月にシントトロイデンに完全移籍。今季17得点の大ブレークで「ドイツ、フランスの複数チームが、シントトロイデンにアプローチをかけている」と現地メディアが報じている。
「鈴木は、18年ロシアW杯後に日本代表に招集されたが、ケガによって辞退している。それから代表レベルの実力がありながら、なかなか代表招集のタイミングが合わなかった。ロシアW杯後、森保監督からコンスタントに呼ばれていたら、FW大迫勇也(30=ブレーメン)に代わるワントップとして代表に定着し、東京五輪のオーバーエージ(OA)枠の有力候補のひとりになっていたと思います」(前出の六川氏)
今後も鈴木の動きから目が離せない――。