渋野日向子のスイング改造は不安材料ばかり(菅野徳雄)

公開日: 更新日:

 昨年末、渋野日向子が青木翔コーチとの契約を解消したと聞き、アドレスに不満を感じたのではないかと思った。

 渋野はドライバーからショートアイアンまで手元をかなり低く構えており、「ハンドダウン」しているように見える。

 青木コーチに教わってから手元を低く構えるようにしたというが、それまではもっと手元を起こして構えていたのだ。

 そのことについて青木コーチは、「渋野は日本人にしてはかなり腕が長いほうなので、普通に構えても手を低く構えているように見える」と言った。決してハンドダウンに構えているのではないと解説したが、では腕の長い欧米の選手はどうして手元を低く構えないのだろう。

 西洋人は日本人に比べると、身長が同じでも5、6センチぐらい腕が長いとよくいわれる。

 それでも彼らのアドレスは渋野のように手元を低く構えない。腕が長く、それに比例して脚も長いので、ハンドダウンしているようには見えない。

 今年4月、渋野はANAインスピレーションで予選落ちした。今まで通り手元は低く構えて、超フラットなバックスイングに変えていた。上体を深く前傾し、手元を低く構えると左手首が親指側に折れるので、アドレスした時点でリストコックは始まっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇