遠藤航 類まれな人間力と発信力で五輪代表を牽引する
遠藤航(ドイツ1部シュツットガルト/MF)
「前回の2018年ロシアW杯に出れなかった悔しさ、ベルギー戦でのああいう負けの悔しさは常に持ち続けないといけない」
森保日本が始動した18年9月の札幌での初練習時、遠藤は出番のない苦境から這い上がる覚悟を口にした。
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それから2年半、彼は今季ドイツ・ブンデスリーガ1部のデュエル(ボール奪取回数)部門のトップに輝き、東京五輪のオーバーエージ(OA)枠に抜擢されるまでになった。
25日に実施されたオンライン会見で「オーバーエージ枠に選ばれて光栄に思います。個人として五輪に2回出場できるとは思っていませんでしたが、自国開催の五輪ですからね。オ-バーエージとしてのプレッシャーもありますが、チームのメンタル的な支えにもなりたいですし、責任をしっかりと果たしたいと思います」と力強くコメント。16年リオデジャネイロ五輪で叶わなかったメダル獲得に向け、全力を注ぐ。