女子ツアーは「3日間54H」完遂する気ゼロ…主催者、テレビ局、協会の“ご都合主義”はっきり

公開日: 更新日:

「大会関係者が早く終わらせたかったのでしょう」と評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「主催者は大会前日に行うプロアマさえ無事に終われば良しという考えです。テレビ局も注目の稲見だけ映せばいいと思っている。日本女子プロゴルフ協会は“主催者がそれでいいのなら、ご勝手に”というスタンス。しかし協会はいま、ツアーの各主催者に主催権の返上を迫って水面下でもめています。それならプロ競技はどうあるべきかを示さなければいけない。3日間54ホール大会なら決められたフォーマットを最後までやり抜くプランを用意すべきです。昔から、予備日を設けずに日曜日になったら終わりという何も変わらない組織のままでは、主催権をよこせとは言えない」

 女子プロからは、勝っても負けても、短縮競技は「達成感は100%ではない」と、不満の声をよく聞く。協会は早急にやるべきことがあるはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…