女子ツアーは「3日間54H」完遂する気ゼロ…主催者、テレビ局、協会の“ご都合主義”はっきり
「大会関係者が早く終わらせたかったのでしょう」と評論家の宮崎紘一氏がこう言う。
「主催者は大会前日に行うプロアマさえ無事に終われば良しという考えです。テレビ局も注目の稲見だけ映せばいいと思っている。日本女子プロゴルフ協会は“主催者がそれでいいのなら、ご勝手に”というスタンス。しかし協会はいま、ツアーの各主催者に主催権の返上を迫って水面下でもめています。それならプロ競技はどうあるべきかを示さなければいけない。3日間54ホール大会なら決められたフォーマットを最後までやり抜くプランを用意すべきです。昔から、予備日を設けずに日曜日になったら終わりという何も変わらない組織のままでは、主催権をよこせとは言えない」
女子プロからは、勝っても負けても、短縮競技は「達成感は100%ではない」と、不満の声をよく聞く。協会は早急にやるべきことがあるはずだ。