大谷翔平の「1番起用&登板間隔短縮」でエンゼルス指揮官が弾くソロバン
エンゼルス・大谷翔平が16日(日本時間17日)、球聖ベーブ・ルースの命日に敵地ニューヨークで行われたヤンキース戦に「1番・DH」で出場。4打数無安打2三振だった。新型コロナウィルス規定により負傷者リスト(IL)が復帰した2019年の最多奪三振右腕コールに対し六回には高めの直球を捉えながら、フェンス手前で失速する右飛。八回には元中日の左腕ロドリゲスから見逃し三振を喫するなど「ルースが建てた家」といわれるヤンキースタジアムで結果を残せなかった。
大谷は日本時間11日のブルージェイズとのダブルヘッダー第2戦から1番で起用されて以来、6試合連続安打。この間、23打数8安打の打率.348、2本塁打、1盗塁と本職のリードオフマンも顔負けの働きぶりだ。最も打席数の多い1番打者なら本塁打を打つチャンスも増えるし、中軸と違って歩かされるケースは少ない。
投げては13日、ブ軍相手に7勝(1敗)目を挙げ、中5日でマウンドに上がる次回19日のタイガース戦で自身初の4連勝を目指す。今季の大谷は中5日の登板時に安定した投球を披露しており、5試合計31回で3勝0敗、防御率2.61(中6日以上は12試合計61回で4勝1敗、防御率3.10)。相性の良さもあるとはいえ、ここにきて大谷の登板間隔が短縮されたのは、指揮官の思惑もあるからだろう。