新横綱・照ノ富士が奉納土俵入り「不知火型=短命」の迷信を払拭する根拠
それが2度目の大関昇進となった今年5月場所から、明らかに相撲が変わったという。
■3月場所の貴景勝戦で見せた成果
「終始一貫、両ヒザをしっかり曲げて腰を落とす相撲を心掛けている。前に出る分にはヒザへの負担はさほどでもないんですよ。相手を土俵際に追い詰めた後も慎重なので、攻め急いで突き落としを食らったり、もろともに土俵下に転落ということもない。対戦相手の研究も熱心。今年3月場所の貴景勝戦では、相手の突き放しに下からのおっつけで対処。嫌がって引いた貴景勝を押し出した。ライバルになり得るこれといった力士はおらず、若手が成長するのもまだ数年かかりそうな現状。慎重な相撲を崩さなければ3年は綱を張れるでしょう」(前出の親方)
しばらくは照ノ富士の天下となりそうだ。