白鵬の五輪無断観戦は完全アウト! 焦点は協会が下す「処分の内容」だ
キャバクラ通いはダメで五輪観戦はOK――のはずがない。
五輪の柔道会場に行ったことが物議を醸している横綱白鵬(36)。男子73キロ級の大野将平と話し込み、一緒に写真を撮るなど五輪を満喫した様子だった。
これを知った芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「常識がない」と激怒。というのも、白鵬の観戦は相撲協会の許可を得ず、無断で行われたものだからだ。
協会の「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」によれば、外出の際は師匠の許可を取り、師匠も行動記録を取った上で、求めに応じて提出できるようにする必要がある。現在は本場所終了後の1カ月間は外出可能だが、師匠の許可が必要なのは変わらない。
しかし、宮城野親方(元前頭竹葉山)は、この件について「私の口からは……」と口を閉ざしている。
「宮城野さんがしどろもどろなのは、外出記録を出せと言われても出せないからでしょう。つまり、無許可での外出の線が濃厚です」(ある親方)
しかも五輪会場へ赴くのは友達と会うためにちょっと外出……とはワケが違う。公の場に出る際は師匠を通じて協会に申請し、審査を経て許可が与えられる。コロナ禍となれば、なおさら順守すべきルール。白鵬がモンゴルオリンピック委員会のアンバサダーを務めていても、それは変わらない。