大谷翔平リアル二刀流で先制44号弾も投手では2敗目 エ軍首脳陣の思惑は「本塁打王争い」専念
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間11日のアストロズ戦に1918年のベーブ・ルース(13勝、11本塁打)以来103年ぶりの「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」をかけて登板。
今季18度目のリアル二刀流で起用された大谷は一回、相手の先発左腕バルデスの内角直球を捉えて右翼スタンドに先制の44号ソロ本塁打を放ったものの、投げては四回途中で降板、6失点で2敗目を喫し、偉業達成はならなかった。なお三回の第2打席は四球だった。
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ジョー・マドン監督は、今後の投手としての起用法について「もちろん、シーズン最後まで投げさせる」としながらも、「来季に向けて若手投手を試したい」と本音を漏らしている。9月はロースター枠(26人)が拡大され、各球団とも来季に備えてマイナー選手の力量を見定める時期だ。特にポストシーズン進出の望みが絶たれた球団は積極的に戦力のふるい分けを行い、エ軍も9月に入って投手、野手合わせて4人の若手を試している。
今季の大谷は開幕から二刀流をこなし、投打ともパフォーマンスの高さを証明した。スタミナにも不安がないことも実証済みだ。首脳陣は大谷を投手としてシャットダウンさせ、本塁打王争いに専念させたいのが偽らざる本音だという。