W杯銀メダルの快挙!「ビーチサッカーならではの迫力を多くの人に伝えたい」
ビーチサッカー日本代表・オズ監督&田畑コーチを直撃(下)
サッカーが世界で最もポピュラーなスポーツであることに異論をはさむ人はいないだろう。長らく「サッカー不毛の地」と呼ばれた日本も1993年のJリーグ開幕、1998年のW杯(フランス大会)初出場、そして2002年の日韓共同開催W杯の成功もあって、サッカー人気が根付いていった。
しかし、砂の上で戦う「ビーチサッカー」はどうか? 日本国内の認知度は、まだまだ低いと言わざるを得ない。全国リーグもなく、どうしても知名度を上げるには、2年の1度のペースで開催されるW杯で成功することが大事となる。
これまで「ベスト4がW杯最高位」だったビーチサッカー日本代表が、8月にロシアで開催されたW杯で偉業を達成した。 初めて決勝に進出してファイナリストの称号を手にし、決勝ではホスト国のロシアに敗れたとはいえ、堂々の銀メダリストとして凱旋帰国したのである。
チームをグイッとけん引したのが「監督」「選手」「主将」「背番号10」の<一人4役>をこなした茂怜羅(もれいら)オズ(35)。そして前回2019年パラグアイW杯後に現役を引退し、コーチとしてオズ監督と二人三脚で日本代表のレベルアップに腐心している田畑輝樹(42)だ。