池田勇太がどんなにジャンボ尾崎をマネしても遠く及ばないナゼ?
【日本オープン】第2日
「この大会は日本オープンというメジャーであることは重々承知の上だけど、そのことよりも大勢の人がいる前で優勝がしたい。それだけ」
一昨年の「ミズノオープン」を最後に優勝から遠ざかっている池田勇太(35)が大会2日目に66で回り、通算11アンダーまでスコアを伸ばしてS・ノリス(39=南アフリカ)と首位に並んだ。
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池田は日本オープン2勝(2014年、17年)、日本プロ1勝など通算21勝を挙げる、日本ツアーを代表する選手の一人だ。
かつてダボダボのズボンをはいたり、ぞんざいな口のきき方など尊敬する尾崎将司をよくマネた。しかし、ジャンボと比べるとスケールが小さい。
「勇太は以前、『日本オープンは曲げてラフに入れたらSWでちょんと出すだけ。そんな舞台では観客も喜ばない』とタフなコース設定に注文を付けたことがある。負け犬の遠ぼえのように聞こえた。ジャンボはどんなに厳しくても日本オープンのコースに不平不満を言ったことは一度もなかった。それは日本を代表してマスターズや全米オープンに何度も出場し、世界の舞台を経験してきたからです。それにタフな設定のほうが自分に有利だという意識もあった。要するにジャンボと勇太では、ゴルフに対する考えが大きく違うのです」(評論家・菅野徳雄氏)