G.ノーマンに世界のプロゴルフ界がピリピリ…新ツアー構想にPGAはどう動く?
すでにフィル・ミケルソンに契約金1億ドル(約113億円)が提示され、SGLの重要ポストが用意されたという噂まで流れた。同様にD・ジョンソン、B・ケプカ、J・トーマス、J・ローズ、J・スピース、松山英樹らに契約金3000万ドルから1億ドルの打診があったとも伝わる。
ノーマンの新規大会について報じた英ガーディアン紙によると、ライダーカップ米国チームのメンバーに、3年契約で1億5000万ドル(約169億5000万円)で新ツアーへの参戦を要請したと具体的な数字が紹介されている。
ちなみにタイガー・ウッズの生涯獲得賞金は約1億2100万ドルでありPGAツアーのトップ。そのことを考えれば新ツアー参加の高額契約金はトッププロにとってもおいしい話なのだ。
しかし、巨額マネーが提示されているにもかかわらず、選手たちの反応は冷ややかだ。PGAツアーがSGLのような新ツアーに参戦すれば、PGAツアーのメンバー資格を剥奪すると明言したからだ。
そんな背景もあり、今春発表のSGLは話題にならなかったが、ノーマンがサウジアラビア政府系企業のトップに就いたことで状況が変わった。