“オンライン大臣”中谷進之介が盟友・南野拓実の領域に達する日は近い
しかしながら、世界大会には縁がなく、2016年リオデジャネイロ五輪も予備登録止まり。
「かすりそうでかすってないのが代表。同期の中村航輔(ポルティモネンセ)が日の丸をつけて2018年ロシアW杯に行った時には『自分には何が足りないんだろう』と思い悩んだ」と本音を漏らした。
そんな中谷の運命を大きく変えたのが、2018年6月の名古屋移籍。監督の風間八宏(C大阪アカデミー技術委員長)、マッシモ・フィッカデンディとの出会いで読みや戦術眼に磨きをかけ、大きく飛躍。2021年3月に(日産)でようやくA代表に初選出され、W杯2次予選・モンゴル戦(フクアリ)でデビュー。6月にも2試合に出場し、「代表に断続的に呼ばれる立場」までステップアップしてきた。
「江坂(任=浦和)選手や山根(視来=川崎)選手と話していたんですけど、代表で初めてゲームが一番キツかったと。初招集のプレッシャーもあったけど、周り(のチームメート)への緊張もあった。今は麻也君や佑都(長友=FC東京)君ともムリしないでも喋れるようになりました。普段の食事会場や風呂でもそう。3月や6月に行って良かったなと思います」と彼自身、A代表に籍を置いている実感を抱けた様子だ。