ミャンマー戦5-0完勝も…長谷川唯以外から「ゴールの予感」が漂ってこなかった
■もの足りない「なでしこ」の攻撃
大会開幕直前の19日だった。大黒柱のMF岩渕真奈が、新型コロナの陽性反応者となって隔離された。コロナ禍の海外遠征という緊張感もあっただろうし、「大量点を奪って勝たねば」という焦りもあったことだろう。
試合が始まってみるとミャンマーの選手たちが予想以上に球際で踏ん張り、GKが好セーブを連発したこともあるが、だからと言って枠内シュートとゴールの少なさに対しては「もの足りない」と言うしかない。
■長谷川が攻撃を活性化させた
前半はもっぱらサイドでプレーしていた長谷川が、後半に入ると2列目で自由に動き回るようになり、時にセカンドストライカーの役回りをこなすようになった。
もちろん監督の指示だろうが、なでしこの攻撃は、長谷川が躍動するたびに活性化されるようになった。しかしーー。
長谷川の存在感が増すことで他の攻撃系選手との<スキルの差>が際立ってしまったのも事実。