全柔連の小学生大会廃止は英断か暴論か…ネット上で大論争に発展中!
「英断」か「暴論」か。
ネット上では賛否両論が飛び交う事態となっている。発端は18日の朝日新聞の記事。全日本柔道連盟(全柔連)が、毎夏に開催している全国小学生学年別大会を、2022年度から廃止することが分かった──と報じたことだ。
記事によると、廃止を決めた理由について、全柔連は<行き過ぎた勝利至上主義が散見される>とし、<関係者によると、指導者が子どもに減量を強いたり、組み手争いに終始する試合があったりした。判定を巡り指導者や保護者が審判に罵声を浴びせることもあったという>と報じている。
この記事が掲載された直後から、SNS上では大論争に発展。<目先の勝利だけにこだわらずしっかり子供たちを育てる姿勢は重要。英断だろう><五輪柔道がメダル至上主義なんだから小学生大会もそうなる。よくぞ止めた>と理解を示す意見がある一方、<指導者、保護者の問題なのに、小学生から成長を確認する場を奪うのか><別に柔道に限ったことじゃない。暴論過ぎる>と反発する声も上がった。
スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏は「パワハラ、セクハラ、体罰に金銭問題…と、これまで幾度となく醜聞が報じられ、勝利至上主義の代表格と言ってもいい柔道界がそれを見直すというのだから驚きでもあり、英断と言えるでしょう」と言い、こう続ける。