エンゼルス大谷は“2番降格”がむしろ吉! 復調に追い風、二刀流の後押しになる理由
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間27日のガーディアンズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。昨年8月の対戦で3打席連続三振を喫した右腕マッケンジーから、五回の第3打席で中前打。2試合ぶりの安打を放ち、4打数1安打1三振だった。チームは4-1で勝利した。
大谷は26日まで打者として全17試合に出場し、71打数15安打の打率.211、3本塁打、9打点、24三振。17日のレンジャーズ戦を最後に8試合、37打席連続で本塁打から遠ざかっている。開幕から1番で起用してきたマドン監督は不発が続き、リードオフマンとしても機能していないため、前日には2番に“降格”。代わって1番に起用したウォードは大谷のお株を奪うかのようにサイ・ヤング賞右腕ビーバーから2打席連続本塁打を放った。
マドン監督は前日の試合前、「今は出塁率(.525)の高いウォードを1番に入れるのが最善だと考えている」と打線の流れを重視したと説明したが、大谷を復調させる狙いもあるようだ。
今季の大谷は狙い球を絞り切れていないため、24個の三振のうち、見逃しは11個。ハーフスイングを取られたり、逆に甘い球にバットが出ないケースが少なくない。カウント3ボールから自信を持って見送って一塁に歩きかけた途端、ストライクと判定されて苦笑いを浮かべるシーンも目立ってきた。