5失点KO巨人・戸郷を狂わせた「四球の恐怖」…課題の制球難またも克服できず

公開日: 更新日:

 巨人戸郷翔征(20)が26日のDeNA戦に先発し、今季最短の5回途中KOで試合を壊した。

 四回まで1安打と完璧に抑えていたが、2点リードの五回1死三塁から投手のロメロに四球を与えてから、おかしくなった。

 1死一、三塁から桑原にレフトへ二塁打を打たれ、1点を返されると、なおも1死二、三塁から佐野に右翼線へ2点二塁打を浴びて逆転を許した。さらに2死三塁から牧に右翼席へ2ランを叩き込まれ、4回3分の2を投げて5安打3四球5失点で降板となった。

 広島OBで現役時代に「バタボール」といわれた落ちるパームボールを武器とした川端順氏(元広島投手コーチ)がこう指摘する。

「戸郷は投手のロメロに四球を出して、しまったと思ったのでしょう。その後は明らかに四球を嫌がり、桑原、佐野、ソト、牧に対して、ストライクゾーンに集め過ぎて(計10球のうち9球)集中打を浴びました。戸郷はフォーク投手。ストライクからボールになるゾーンに思い切って腕を振って投げることが大事なのに、置きにいってしまえば、シュートしながら落ちる特殊な軌道のフォークを武器にしている良さも怖さも、半減してしまいます。私のパームボールも、基本的にはストライクゾーンからボール球になるように注意して投げていました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭