ケガがちな日本ハム野村佑希が三塁で“ハッスル守備”連発 それを見る周囲の目は…

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 日本ハム野村佑希(21)といえば、ケガがつきもの。

 ルーキーイヤーから左股関節脱臼、右足小指骨折、左ひざ打撲とケガに悩まされ、今季もキャンプ終盤に左足首を負傷して出遅れた。故障さえなければいまごろ主砲として一本立ちしていたともいわれるが、その野村が今季は三塁守備で大胆なプレーを連発している。

 例えば27日のオリックス戦では、初回にファウルゾーンへの打球を追いかけ、そのまま頭から観客席に突っ込んだ。観客のドリンクをぶちまけてグラブは水浸しに。球は取り損ねたが、気迫十分だった。これまでも何度か、フェンスに激突しながらファウルフライを好捕している。

 故障がちな野村の思い切ったプレーに首脳陣は肝を冷やしているかと思ったら、「いや、むしろこのままガンガンやってほしい」と、球団OBはこう続ける。

「野村は清宮と同様、穏やかな性格。これまでの再三の故障は、どこか恐る恐るやっていたプレーが原因ではないかという声もある。それが守りを重視する新庄監督の影響か、思い切ったプレーをやるようになったのはいいことですよ」

 4年目にしてひと皮むけたのかどうか。

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