若手積極起用の日本ハム新庄監督 ベテランへの容赦なき「トライアウト」ついに断行!

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 ベテランの「トライアウト」が始まった。

 さる23日、日本ハム新庄剛志監督(50)は、中島卓也(31)、谷内亮太(31)の両内野手を今季初めて一軍登録。早速、同日のソフトバンク戦から起用した。

 2人は昨季、それぞれ67試合、106試合に出場したが、打率は2割未満。先発出場した試合は50試合に満たず、代打や、守備固めの起用がメインだった。

 23日、24日のソフトバンク戦に中島はスタメン出場、谷内は試合後半から中島に代わって途中出場した。中島は計5打数1安打、谷内は計2打数1安打だった。

一軍登録されている30歳以上の野手は中島と谷内の2人だけ

 若手とベテランでは「トライアウト」の評価基準は異なる。日本ハムはいま、チームの若返りを推進している。昨オフに主力だった西川、大田、秋吉を放出したのも、無理矢理ポジションに穴を空けることで、万波中正(22)や現在はケガでリハビリをしている五十幡亮汰(23)らの成長を促すためだったといわれている。

「7人のタレントを作りたい」「目先の1勝より、今後の成長」と言う新庄監督も、なにより重視しているのは若手育成。開幕投手にドラフト8位ルーキーの北山を指名、清宮をたびたび4番で起用するなど、若手にドンドン経験を積ませている。

 25日現在、一軍登録されている30歳以上の野手は中島と谷内の2人だけ。新庄監督は「全員を一度は一軍で使い、チャンスを与える」と言っているが、あくまで優先起用されるのは20代の選手。今回のチャンスをモノにできなければ、「2度目」はない可能性もある。

 ベテランが来年の新球場元年を迎えるためには、よほどのアピールをするしかない。

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