74試合で驚異の34本塁打!“最強助っ人ブライアント”にも泣きどころが
そんなとき、頼りになるのがメジャーでも本塁打王を獲得したオグリビーだった。彼がブライアントのよき先輩であり、師匠だった。
「イエス、サー!」
オグリビーの助言に対して、ブライアントが直立不動でこう言っているのを何度も目にした。映画の中でしか聞いたことのないようなセリフをエディが口にしたのは、それだけオグリビーに対して尊敬の念を抱いていたからだろう。
ブライアントが落ち込むたびにオグリビーがケアしていたが、それでも三振を繰り返す自身に対しての怒りが収まらないことがあった。 (つづく)