渦中のミケルソンは“最後の全米OP”予選落ち…キャリアグランドスラムは叶わぬ夢に
【全米オープン】第2日
スタッツを見ればパフォーマンスは明らかに劣化している。通算11オーバー・134位タイで予選落ちのフィル・ミケルソン(52)だ。
過去30回出場して、ベストフィニッシュ2位が6回。メジャーはマスターズ3勝、全米プロ2勝、全英OP1勝。あと全米OPさえクリアすればキャリアグランドスラム達成だが、それもかなわぬ夢に終わりそうだ。
2日間で奪ったバーディー数は3つ(10ボギー、2ダブルボギー)。ドライバー飛距離279.60ヤード(ランク152位)、フェアウエーキープ率42.86%(121位)、パーオン率38.89%(144位)とタフなセッティングで戦える力はすでにない。もちろん賞金はゼロだ。
前週は新ツアーLIVゴルフ招待(3日間大会)に出場して通算10オーバー・33位とさえなかったが、それでも賞金14万6000ドル(約1970万円)を獲得した。
PGAツアーはミケルソンらLIV出場選手の資格停止処分を下し、全米OPを主催する全米ゴルフ協会(USGA)も来年以降は出場させない意向だ。
新ツアーから出場料3000万ドル(約40億円)がすでに支払われたといわれ、ギャンブル好きなミケルソンだけに、今後は高額賞金の分捕り合戦に血眼になるわけだ。