西村優菜がホールインワンで首位浮上! 洋芝の舞台で韓国人選手を倒せるか?
北海道でプレーしたことがあるゴルファーならご存じだろうが、フェアウエーは和芝(高麗芝や野芝)ではなく、緑鮮やな洋芝だ。和芝は根が太く、1本1本が強い。フェアウエーにあればボールは浮いている状態で打ちやすい。一方で柔らかく粘りのある洋芝はボールの下の部分が芝の中に沈むのでクラブの抜けが悪い。
「韓国のコースは洋芝のフェアウエーが多い。ジュニアの頃から慣れているので韓国人選手は北海道の大会に強い」(ツアー関係者)という声もあるが、前年覇者の堀琴音(26)は大会前、「フェードに変えてから洋芝が打ちやすくなった」と語っていた。
どういうことか。並木俊明プロがいう。
「フェアウエーでボールが沈む洋芝では、インサイドアウトの軌道でドローボールを打つ人より、高いトップからクラブが縦に下りてきて左へ振りぬくフェード打ちが有利です。洋芝はロングアイアンやウッドも打ちずらい。アベレージゴルファーは、スプーン(3W)でクリーンヒットするのは難しい。スプーンを使う場面でもクリーク(5W)やユーティリティの方がいいショットが打てます」
夏休みに北海道でプレーする人は距離を欲張ってはいけない。