西郷真央は全米でディボット跡に苦戦…世界で戦える選手が生まれない理由は練習にあり
今年の「全米女子プロゴルフ選手権」で通算4オーバー・30位に終わった西郷真央が、「ドライバーショットが何度もディボット跡に入っていた」と言った記事を見た。
ディボット跡とはアイアンショットなどで芝が削り取られた跡のことで、切り取られた芝はディボットという。
ディボットは必ず元の位置に戻して、日本ではその上に必ず「目土をするように」と言われている。日本ゴルフ協会(JGA)主催の競技はディボット跡を戻したら、目土をすることになっている。しかし、アメリカのツアーは男女ともにディボットは元に戻すが、目土はしない。日本の男子ツアーもアメリカと同様、ディボットを戻すだけで、目土はしない。
そもそも日本はどうして目土をするようになったのかというと、フェアウエーがコーライ芝だからだ。ショットで切り取られた芝の葉がバラバラに散ってしまい元の位置に戻せないからだ。
ところがアメリカのフェアウエーはベントグラスなど軟らかい洋芝であり、芝の葉が散らばらずにわらじのような形で飛んでいくので、そのまま戻すことができる。だから目土をする必要がないのだ。